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ぼくの見ている世界

感じたことを記録として書いていきます。

私のセクシュアリティについて

久しぶりのブログです。
友達と話していて、あらためて自分のセクシュアリティについて説明する機会がありました。

6年越しに再開したよさこいをまた辞めようかと思った。
練習にも行けなくなった。
いまやっている仕事がLGBT専門の仕事だから、
LGBTのことを週5日間考えていて、週2日くらい、なーんも考えず楽しく過ごしたい。
だけど練習場所に私の理解者はほとんどいない。
オネエタレントについて笑うような発言があったり、
もっとひどいのは両刀使いについてのネタだったり。
飲み会で同性愛が死刑になる国があるということを伝えたら
"それも仕方がないことなんじゃない"と笑われて耐えられず泣きながら帰った。
カミングアウトした人の口から聞くのは耐えられなかった。

…そんな話はまた今度。

今日は私のセクシュアリティはカミングアウトしにくいんだと
改めて思ったので、つらつらと、見直しもせずに記録してみました。

カミングアウトって、する側にとったら、何度もタイミングを見計らった上でのカミングアウトなんだけど、
される側にしたら突然のことで、いつもきちんと説明できずに終わってしまう。


  *

私のパートナー、実は同性なんだ。
実は男女関係なく好きになるんだ。
女の子が好きだったこともあるんだ。

  *

そんなかんじ。
もっと詳しく伝えなきゃいけないのかもしれないけど、焦っていたり、緊張していたりして、相手の反応が気になりすぎて、いつもうまく伝えられない。

だから本当は何に困ってるか伝わってないってこと、あらためて再確認した。

昨日電話で、
「わかちゃんは女の子と付き合ってるって言ってたから、男の子なんだと思ってた!」
と言われて本当にびっくりした!

私は男に見えないボーイッシュな女の子程度の"女性"だし、私の付き合ってるのは女の子ではなく、FTMトランスジェンダー(簡単に言うと体は女、心は男寄り)だ。
友人はパートナーにも会ったことがある。パートナーは戸籍は女性だけど、見た目は女性専用車両に入ると注意されるほど男性的。
それでもそんなパートナーを女の子と認識し、私は男の子と思われたことに笑ってしまった。

友人にそう伝えると「ほんとやな!私も女の子が好きってだけで、男の子なんやと決めつけてたわー!」と納得してくれた。

それから自分のセクシュアリティについて改めて伝えてみて思った。

わかりにくい。。
ややこしい。。

言葉にするとこうなった。


 *

恋愛に関していえば、自分は女も男もどちらでもない人も、性別に関係なく恋愛する。
自分のことをどう思っているかを話すと、自分のことは女でも男でもないと思っている。
扱われ方については、男として扱ってほしいわけじゃないけど、女として扱われるとしんどいと感じることがある。

 *

こんな感じ。

友人からすると、え、それは一体なんなの?となる。

カテゴリーの言葉にすると私は「Xジェンダーバイセクシュアル」

言葉で説明したところで、それは一体なになの?となる。

堂々巡りだ。

友人は私が男だと思っていると思っていたことで、
合宿の宿泊なんかを心配していたようだ。

私にとっては宿泊やトイレは問題ではないことを伝えた。
文字にすると、なにも困っていないように見える。

自分でも困っていないんじゃないかと思ってしまう。昼夜うんうんと悩み、メンタルクリニックに行くほどなんだから、十分困っている証なんだろう。

いかに女性扱いされることが嫌か。男と女に分類された世界が息苦しいか。
ホモネタやオカマネタを聞くことで胸が張り裂けそうになるのか。
それはよさこいを辞めようかと悩むほど、私にとっては重要なことなんだと。
トイレや宿泊など見えることだけが困ることではない。
車椅子のひとにとって段差だけが困ることではないのと同じだ。

友人はこうまとめた。

 *

それは絶対に譲れない好みやこだわりみたいなもんか!

 *

"好み"というと少し語弊があるけれど、
左ききや、AB型、障害者手帳を持っている人と同じくらいいるんだよ、と補足すると、
友人はこう付け加えた。

 *

わかった!子どもを産む話とつながるから、こんなに受け入れられにくいんやわ。
戦争のときに子どもを産めないひとは役に立たないと言われてしまう歴史があったし…。
性別に関する違いってだけで、生きづらいんだね。

 *

それから何個か補足して、すごくよくわかってくれたと思う。
聞いてくれることがありがたかった。
1時間半話して、友人のこの言葉が頭に残ってる。そして励まされた。

 *

簡単には言えないことだけど、みんな話して受け入れてくれるひとのほうが多いと思うよ。

 *


 *


 *



私は怯えている。

毎日社会に怯えている。

私のセクシュアリティは目には見えないがゆえに、
誰かから無意識に発せられる爆弾のような言葉に怯えている。

それは突然私の胸をえぐり、機能を停止させる。
なにも考えられなくなり、今まで楽しかったことが嘘のようにグレーになる。
一生懸命目の前のひとを嫌いにならないようになろうと思うほど、
さっき聞いた言葉がなんども頭の中で繰り返される。
ふと我に帰り、自分の顔は悲しみに満ちて空気を悪くしていなかっただろうかと不安になる。

私の好きになるひとは男のひとだったり、女のひとだったり、そうでなかったりする。
個人的には恋多きタイプかもしれないけど、それはセクシュアリティとは関係ない。

自分のことを女でも男でもないと思う。それは目には見えないから自分でも不確かだと感じる。
それでもしんどい。女として扱われ、女として生きるのがしんどい。
女としてカテゴライズされ続けた、その結果、女性の歩む道を無自覚に選ぶ自分が悔しい。

あなたは一体なんなんですか?



私は私です。
カテゴリーに分けずに私を見てほしい。
私も自分がなんなのか、正直わからないよ。


私の友人は納得するまでいろいろ聞いてくれた。

 *

お風呂は?トイレは?宿泊は?
トランスジェンダーってなに?調べてみるね!

 *

こんな風に聞いてくれる友人、
ほとんどいないんだよね。

悲しいけど現実。

"私には偏見ないよ"
"そうだよね、わかちゃんは昔からそうゆうところあるよね"
"いいんじゃない"

そんな言葉で終わらせるひとがほとんどだ。

でも、きっと私も他のひとにたいして同じことはできていないんだろうと思う。
わかったふりをして流してしまっているのでしょう。ごめんね。

でもね、でもね
性別に関して、私は十分サバイバーだとも思いたい。
こんな分かりにくい、なににもカテゴライズされないような
なににも困っていないように思われるような
そんなセクシュアリティでも、"困っている"んだと言わせてよ。