ぼくの見ている世界

感じたことを記録として書いていきます。

職場でアウティングされました

一橋大学のゲイの学生がアウティングされて自死まで追い込まれた話。他人事だとは思えない。

 

なぜなら私もアウティングされた1人だから。

 

2012年。大阪のとあるシステム会社に勤めていた。入社4年目。400人規模の会社。ワンフロアに80名ほどの社員。私は運用チームだった。

 

ある日係長やマネージャーを含む、5人程度で四半期ごとのミーティングが行われた。

 

「結婚はそろそろしないのか?」

 

聞き飽きたその言葉、がまんの限界だった。女性は結婚していずれ寿退職するだろう?そう言われてるみたいだった。

 

「私には同性のパートナーがいます。結婚しないし、子供も持つ予定もありません。この先この会社でがんばっていきます。」

 

この日は木曜日だった。

翌日マネージャー同士の飲み会があったらしい。

日曜日、普段は休日にかかってこない先輩から電話があった。

 

「お前のことが酒のネタになったって聞いた。営業部のマネージャーに回って、営業の後輩たちにも広まってるらしい」

 

血の気が引いた。

翌週月曜日、フロア一帯が私の秘密を知っていた。誰も助けてくれなかった。「このことはそっとしといた方がいいよ」同期の優しさが胸に突き刺さった。

 

それからのこと、あまり記憶がない。

突発性難聴になり、私はそれを理由に会社を退職した。アウティングしたマネージャーに、突発性難聴の診断書を見せると、「なんだこれは」と突き返された。

会社を退職後、2年間、私は社会不信で数日程度のアルバイトを転々とした。あれから4年。先日会社の最寄の駅を歩いたとき、動悸がして泣き叫んでしまった。アウティングは、私の人生を狂わせた。

 

一橋大学の彼は、私だったかもしれない。