ぼくの見ている世界

感じたことを記録として書いていきます。

パートナーの身体

私のパートナーはFTMトランスジェンダー。だけどホルモン注射をして身体を変えたり、手術をして胸をとったり、下半身のオペで戸籍を変えたいとは思わないらしい。
だって、「男」になりたいわけじゃないって。

付き合って7年目。
初めて会ったときパートナーはナベシャツ(胸を抑える下着)も着ていなかったし、自分がトランスジェンダーだということも自認してなかった。

ただ、「女」じゃないってゆってた。

そんなパートナーの身体のお話。

私が疑問に思ったこと。

  • 身体全体に発疹がある。それに気づいてない。
  • 鏡を見たがらない。そもそも見たことがない。
  • 極端な猫背。本人はそれでいいと思っている。
  • 服が好き、といいながら、自分が着たいものがわかっていない。そもそもどんな自分でありたいのかわからないし、世間の男女に当てはまらないから服選びも一苦労。
  • 頭をなでさせたがらない。身体に触ると極端な拒否反応がある。


一番ふしぎだったのは鏡をみないこと。
自分の身体を自分のものと思えてないってそうゆうことなんだなぁと思った。「女」の身体を自分のものじゃないと思って20年生きていて、そのことをだれも肯定してくれないと、
自分の身体なんてどうでもいい
そんな風に思ってしまうんだと思って本当に悲しかった。

それからちょっとずつ、手をつないだり、化粧水をつけたり、皮膚科にいったり。ナベシャツを初めて着たときも、胸なんてどうでもいいと思ってるから、胸の位置がちぐはぐになるような着方をしてるから、真ん中に胸がくるようにしたほうがよくつぶれて見えるよって説明して納得してもらって。
ちょっとずつだけど、自分の身体と向き合っていくのを隣で見てきた。

いまは苦しければゆるめのナベシャツを選んで、鏡をみて皮膚が荒れてたら薬を塗る。好きな服を選ぶときにどんな風に見られたいのか一緒に考えて。合うサイズがある店を探して。

いまは6年前より、拒否反応なく、身体の話をできるようになった。どんな身体になりたいのか話せるようになった。鏡を自然に見るようになった。素直に笑顔を見せてくれるようになったかなぁと思う。