ぼくの見ている世界

感じたことを記録として書いていきます。

「すばらしい」誤解

講演準備用に話すことを考えていたのでメモとして残しておきます。

ぼくも講演を始めたばかりのときは、セクシュアリティに関して「すばらしい!」とか言って褒められると、なんかよくわからんけど嬉しくてそのままにしてしまっていたのですが、当時いっしょに講演をしていた先輩が講演参加者に「喝」を入れていて、これは言わなあかんことなのやと勉強になったのを覚えています。

▼話す予定のことメモ▼

<誤った認識>
こういう活動を2010年から続けてきました。そうするとこんな感想をもらうことが結構あるので紹介しておきます。
・「セクシュアルマイノリティの人は辛い人生経験をしているから、経験豊富でとても人権意識が高くて、幅の広い考え方ができるんですね、、、!!すばらしい、、、!!」
はい、誤解です(笑)
セクシュアルマイノリティだからといって、みんな辛い経験をしているとは限らないし、辛い経験をしたからといって幅の広い考え方ができるわけでもありません。

・「多様なセクシュアリティについて知識がある」
これは、本当によく誤解している人が多いので注意してください。私は私の人生しか経験したことがないので、同じXジェンダーバイセクシュアルの人の代表として話すことはできません。いろんな人に会ったり、本を読んだり、勉強しているから多様なセクシュアリティについて知っているだけです。例えば、同性愛者でもトランスジェンダーの人に会ったことがないと言う人もいますし、トランスジェンダーでも同性愛は気持ち悪いと考える人もいます。バイセクシュアルは嫌いだと言う人もいます。当事者でなくても幅広い知識を身につけている人もいます。セクシュアルマイノリティの当事者もセクシュアリティの授業を受けたことがない人が大半です。大切なことは正しい知識を当事者、非当事者関係なく学ぶ場が増えることです。

・「自分らしさを追求している」
そんなことありません。ただその人にとって「居心地のいい服装」や「すんなりくる話し方」をしているだけです。まだまだメディアの影響が大きく、「個性的な人」というイメージが強いと思います。テレビの中ではセクシュアルマイノリティでなくても個性的じゃないと生き残っていけないですよね。一般人のセクシュアルマイノリティの人たちが特に個性的なわけでもなく、自分らしさを追求しているわけでもありません。

・「性別に関係なく人を見る力がある」
これはバイセクシュアルです、と言った時によく言われます。「性別関係なく人を好きになれるなんてすばらしい!!」となぞに神格化されます。そんな力は兼ね備えておりません。私の場合ですが、恋愛で失敗することの方が多いですし、性別に関係なく人を見る力?があるのではなく、ただ恋愛する時に性別を気にしていないだけです。そもそもセクシュアリティは、何かと比べて劣っているとか素晴らしいとか比較するものではありません。

メモは以上。。