ぼくの見ている世界

Waka Kobayashi/感じたことを記録として書いていきます。

記者とセクハラ

Facebookでつながっている知り合いの記者さんの文章です。とても心を打たれた(悲しい打たれ方だけど)ので、許可をもらって本文もシェアさせていただきます

ぜひ読んでほしいです。

以下転記

written by 花房 吾早子さん(2018.4.19)

つい数時間前に何が起きているか知ってしまい、
黙ってられない気持ちがわき上がって仕方ありません。
私にとって大事な局面と信じて、日本語で書きます。
どうか皆さんの心に届きますように。

全国紙の10年目女性記者としての、個人的な思いです。
この場で「記者とは」を議論する心の余裕はありません。
ただただ、私の経験を受け止めてもらえたらうれしいです。

相手が財務次官だから、森友問題渦中の省だから、
政権に近いから、すさまじい報道合戦になっているのでしょうが、
相手がそうでなくても、官庁クラブの記者でなくても、
同じようなことが毎日起きています。

私も含めた数え切れない女性記者が、
数え切れない我慢を重ねていることに思いをはせてほしい。
小さな記事にすらならなくても、会社に報告しなくても、
友人や家族に語らなくても、自分で認識することすら忘れても、
今回と似たようなことにどれだけ耐えてきたか......。

忘れられない言動リスト:
キャバクラで酔って太もも触る
夜の電話で「今度キスしような」
夜中のエレベーターで「枕取材したことあるんだろ(笑)」
オフで行った映画館ですれ違い「僕も一緒に見ようかな」
取材アポを確定するメールで「デートを楽しみにしています」
顔を接近させて「近くで見るとかわいいな」
先輩記者から「女性記者はホステスみたいなものだから」
……

冗談とわかっていて笑顔で返したものも含みます。
冗談だとしても、ほんとは冗談で終わらせちゃいけないとわかってた。
だって、私は、フェミニズムに傾倒してきたんですよ、学生時代。
学部でも大学院でも真剣に「女性性」に向き合って論文書いたんです。
なのに、ほんとの気持ち押し殺して、笑顔で返したのはなぜか。

取材相手だからです。
良好な関係を崩したくないから。
尊敬できる人だから地道にお付き合いしてきたり、
記事に足る魅力ある人だから取材を申し込んだり、
そうした長い過程があればなおさら、素直に怒れない。
やわらかく、軽く、指摘する方法を私は知らないし、
神経質だ、堅物だと言われようとも、
私にはやわらかく指摘できるほど軽い問題じゃない。
だから、笑って笑って、一人部屋に帰って泣いて泣いて、
怒りで眠れなくて親友に電話して、寝てきました。

いつも頭の中に
「おっさん、ほんとバカだな」
とさげすんで解消しようとする私、
「これくらい受け流せなかったら記者できない」
とねじれた“多様性順応”魂にひたる私、
「時には女性性を自覚的に使うことも必要」
と納得させる私、がいました。

結語が見つかりません。
今回の報道が何らかムーブメントにつながることを祈るばかりです。
考えながら、サンフランシスコの生活に戻ります。

↓ I don' t like this article, but I cannot find any other proper one in order to explain what I'm talking about to people in the U.S. It's not about the administration, but women's rights!

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